双耳記

「ピエールの心臓」中の人のただの日記です

迷い子

「随分遠いね。元来どこから登るのだ」 から始まる、夏目漱石の小説『虞美人草』を読みはじめた。 冒頭から引き込まれる。 この冒頭を目にした瞬間から眼前に巨大な山が屹立しているのを感じる。 山は山でも人生のヤマは、自然の山とは違って突然目の前に現…

好きなことを仕事にできないのは傷付きたくないからかもしれない

大学は文学、専門は建築、仕事はショールームに証券OL、そんでもって今度は色彩学。てんで統一感もなくまるで何かから逃げるように生きている節がある。 何から逃げているかって、力のない自分と真正面から向き合うことだ。 本当は好きなものはたくさんある…

自由な時代もラクじゃない

かねてから予定していた資格取得のための講座のために、週一で大阪に行っています。 転勤族の妻としてなんとか生計が立てられるようにと、フリーランスを目指しているわけですが、思ったより講座が難しくて困難を抱えています。。 思ったようにいかないもん…

関門海峡を渡れば

先日、北九州市門司の先端に位置する和布刈(めかり)から、関門海峡の地下海底のトンネルを伝って山口県下関まで行きました。 およそ15分も歩けば本州です。 門司と下関はその名の通り目と鼻の先で、「下関」と「門司」の一文字ずつとってつけられたのが…

やきもの鑑定入門

『やきもの鑑定入門』を読んでいる。 金銭が目的の墓荒らしがきっかけで発見された中国唐時代のやきもの「唐三彩」は、その美がもてはやされるようになってからは未曾有の墓荒らしの標的になってしまう。そして逮捕された墓荒らしは厳罰として、二度と墓を掘…